もし今自分が死亡したら、残された家族はどれくらいの相続税を負担するのでしょうか。生前に、自分の財産と相続税の概算を把握しておくことが、節税対策の第一歩となります。また、相続人が誰になるのかを推定しておくことで、後々のトラブルも避けることができます。

自分の財産と相続税の概算

財産種類 評価方法
現金・預貯金 種類に応じて異なる
その他金融資産 種類に応じて異なる
土地(更地・自宅の敷地) 路線価×調整率×地積(路線価は公示価格の80%水準)
土地(貸アパート・マンションの敷地) 更地の評価×(1-借地権割合×30%)(借地権割合は30%~90%)
建物(自宅・空家) 固定資産税評価額(固定資産税評価額は建築価格の50%~70%水準)
建物(貸アパート・マンション) 固定資産税評価額×(1-借家権割合×賃貸割合)
その他一般動産 種類に応じて異なる
生命保険 解約返戻金相当額

メリット

現状把握

財産の保有状況は、不動産売買や、賃貸マンションの新築、生命保険の契約及び解約など、大なり小なり年々変わっていくものです。また、相続人が増えるなど、推定相続人の状況も変わることがあります。そのような財産と相続人の状況を定期的にチェックし、常に「今万一のことがあった時に相続税がどうなるのか?」を把握しておくことが大切です。

私たちのサポート

相続対策を考えるにあたっては、今亡くなったら相続税がかかるのかかからないのか、かかるとしたら概算で幾ら位になるのかを把握しておかなければなりません。今の財産の保有状況、推定の相続人の状況などから概算相続税額を算出いたします。